第11回 生体分子相互作用解析フォーラムワークショップ
「超遠心分析用解析プログラムSEDFIT講習会および講演会」
==台風15号接近に伴い講習会スケジュールならびに参加費を変更しました==
日時
1日目 2019年9月 9日月曜日 13時-17時(講習会)
2日目 2019年9月10日火曜日 10時-14時(講習会), 14時-19時(講演会および情報交換会)
場所 ==講習会会場を変更しました==
TFTビル 東館 904
〒135-0063 東京都江東区有明3-6-11
http://www.bigsight.jp/facilities/tft/
概要
現在、超遠心分析のデータ解析のスタンダードになっているプログラムSEDFITについて解説し、実際のデータを用いて解析の実習を行います。SEDFITはNIHのPeter Schuck博士によって開発された超遠心分析用のプログラムで、沈降速度法ならびに沈降平衡法の解析が可能です。例えば、沈降速度法では、沈降データから沈降係数の分布関数c(s)を求めることができ、移動境界面の拡散による広がりの影響を受けない真の分布関数が求められます。このプログラムは、解離会合系の解析においても有用であることが明らかにされています。実習では、標準的な蛋白質の解析だけでなく、蛋白医薬に含まれる1-2%以下の会合体の検出や、自己会合系のデータ解析も行う予定です。なお、参加者には各自ノートパソコンを持参頂き、SEDFITプログラムをインストールした上で、実習を行います。実習では解析の際の注意事項だけでなく、超遠心分析の基礎、さらには、よりよい結果を得るための実験のコツについても解説する予定です。希望により参加者の発表およびディスカッションの機会もあります。また、講習会の最後には、超遠心分析を利用した最新研究事例の紹介について講演会を行う予定です。
プログラム
1日目
2019年9月9日月曜日 13時 - 17時(講習会)
13:00-13:45 講義 沈降と拡散の基礎、速度法、平衡法
13:45-15:00 解析実習(SEDNTERP, SEDFIT, GUSSI, SEDPHAT)
15:00-16:00 セーカーセミナー 休憩
16:00-17:00 解析実習(SEDNTERP, SEDFIT, GUSSI, SEDPHAT)
2日目
2019年9月10日火曜日 10時-13時(講習会)
10:00-10:30 講義 沈降と拡散の基礎、速度法、平衡法
10:30-12:30 解析実習(SEDNTERP, SEDFIT, GUSSI, SEDPHAT)
12:30-13:30 ランチョンセミナー
13:30-14:00 個別ディスカッション
会費(講義+解析実習) 一般9,000円、学生2,000円
参加者は、SEDNTERP, SEDFIT, GUSSI, SEDPHATの各ソフトウェアの最新版をノートPCにインストールして持参して下さい。
SEDNTERP
http://www.jphilo.mailway.com/download.htm
(Windows64bit版ではversion 2を、32bit版ではversion 1.09をインストール)
SEDFIT
http://www.analyticalultracentrifugation.com/default.htm
GUSSI
http://biophysics.swmed.edu/MBR/software.html
SEDPHAT
http://www.analyticalultracentrifugation.com/sedphat/default.htm
生体分子相互作用解析フォーラム講演会
「超遠心分析によるワクチンやウイルス解析」
2019年9月10日水曜日 14時-19時(講演会および情報交換会)参加無料
講演会プログラム
14:00-14:30 はじめに
内山 進 (大阪大学大学院工学研究科)
14:20-15:00 Title: TDB
鳥巣哲生 (大阪大学大学院工学研究科)
15:00-15:40 Title: TDB 超遠心によるVLP解析
Prof. Shaowei Li (National Institute of Diagnostics and vaccine Development in infectious diseases
School of Life Sciences/School of Public Health
Xiamen University, China)
15:40-16:00 休憩
16:00-16:40
ベックマンコールター、PALL、SCIEX社による技術紹介
16:40-17:10 Title: TDB AUCおよびBLIなどによるワクチン関連抗原-抗体解析
Dr. Ying GU (Xiamen University, China)
17:10-17:20 おわりに
雲財 悟 (法政大学)
17:20-19:00 情報交換会
(会場
ホテルサンルート有明 花明
〒135-0063 東京都江東区有明3-6-6)
連絡
下記のいずれかにご連絡下さい。
内山進
suchi(at)bio.eng.osaka-u.ac.jp
雲財悟
satoru.unzai.61(at)hosei.ac.jp
有坂文雄
fumio.arisaka(at)gmail.com
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第10回 生体分子相互作用解析フォーラムワークショップ
「超遠心分析用解析プログラムSEDFIT講習会および講演会」
日時: 1日目:2018年8月7日火曜日 10時-17時(講習会)
2日目:2018年8月8日水曜日 10時-14時(講習会)
14時-19時(講演会および情報交換会)
場所: ベックマン・コールター株式会社 東京ビジョンセンター
〒135-0063 東京都江東区有明3−5−7 TOC有明ウエストタワー12階
概要: 近年、超遠心分析のデータ解析のスタンダードになっているプログラムSEDFITについて解説し、実際のデータを用いて解析の実習を行います。SEDFITはNIHのPeter Schuck博士によって開発された超遠心分析用のプログラムで、沈降速度法ならびに沈降平衡法の解析が可能で可能です。例えば、沈降速度法では、沈降データから沈降係数の分布関数c(s)を求めることができ、移動境界面の拡散による広がりの影響を受けない真の分布関数が求められます。このプログラムは、解離会合系の解析においても有用であることが明らかにされています。実習では、標準的な蛋白質の解析だけでなく、蛋白医薬に含まれる1-2%以下の会合体の検出や、自己会合系のデータ解析も行う予定です。なお、参加者には各自ノートパソコンを持参頂き、SEDFITプログラムをインストールした上で、実習を行います。実習では解析の際の注意事項だけでなく、超遠心分析の基礎、さらには、よりよい結果を得るための実験のコツについても解説する予定です。希望により参加者の発表およびディスカッションの機会もあります。また、講習会の最後には、超遠心分析を利用した最新研究事例の紹介について講演会を行う予定です。
プログラム
1日目
2018年8月7日火曜日 10時 - 17時(講習会)
10:00-11:00 講義 沈降と拡散の基礎、速度法、平衡法
11:00-12:00 解析実習(SEDNTERP、SEDFIT、GUSSI、SEDPHAT)
12:00-13:00 ランチョンセミナー、装置見学(ベックマン・コールター)
13:00-16:00 解析実習(SEDNTERP、SEDFIT、GUSSI、SEDPHAT)
(途中休憩を挟む)
16:00-17:00 参加者によるプレゼンテーションとディスカッション
2日目
2018年8月8日水曜日 10時 ? 13時(講習会)
10:00-12:00 解析実習(SEDNTERP、SEDFIT、GUSSI、SEDPHAT)
12:00-13:00 ランチョンセミナー
13:00-14:00 個別ディスカッション
会費(講義+解析実習)
一般 10,000円、学生 3,000円 (講演会以降は無料)
参加者は、SEDNTERP、SEDFIT、GUSSI、SEDPHATの各ソフトウェアの最新版をノートPC等にインストールして持参して下さい。
SEDNTERP
http://www.jphilo.mailway.com/download.htm
(Windows64bit版ではversion 2を、32bit版ではversion 1.09をインストール)
SEDFIT
http://www.analyticalultracentrifugation.com/default.htm
GUSSI
http://biophysics.swmed.edu/MBR/software.html
SEDPHAT
http://www.analyticalultracentrifugation.com/sedphat/default.htm
連絡先
下記のいずれかにご連絡下さい。
内山 進
suchi(at)bio.eng.osaka-u.ac.jp
雲財 悟
satoru.unzai.61(at)hosei.ac.jp
有坂 文雄
fumio.arisaka(at)gmail.com
第8回 生体 分子相互作用解析フォーラムワークショップ「超遠心分析用解 析プログラムSEDFIT講習会」のお知らせ
日時
2016年9月5日月曜日
時間:13 時〜17時
場所
大阪大学東京オフィス(虎ノ門)
〒100-0013
東京都千代田区霞が関1丁目4−1 日土地ビル10階
概要
近年、超遠心分析沈降速度法データ解析のスタンダードになっているプログラムSEDFITについて解説し、実際のデータを用いて解析の実習を行います。SEDFITはNIHのPeter Schuck博士によって開発された沈降速度法の解析プログラムで、生データから沈降係数の分布関数c(s)を求めることができ、移動境界面の拡散による広がりの影響を受けない真の分布関数が求められます。このプログラムでは解離会合がないことが想定されていますが、解離会合系の解析においても非常に有用であることが明らかにされています。実習では、標準的な蛋白質の解析だけでなく、蛋白医薬に含まれる1-2%以下の会合体の検出や、自己会合系などのデータ解析を行う予定です。なお、参加者には各自ノートパソコンを持参してもらい、最新のSEDFITプログラムをインストールしてもらって解析の実習を行います。実習では解析の際の注意事項だけでなく、よりよい結果を得るための実験についても解説する予定です。
プログラム
13:00-14:30 理論的講義 沈降と拡散の基礎、速度法、平衡法
14:30-14:40 休憩
14:40-15:00 ベックマンコールター社によるプレゼンテーション
15:00-17:00 解析実習(SEDNTERP、SEDFIT、GUSSI、SEDPHAT)
会費
一般
5,000円、学生 2,000円
参加者は、SEDNTERP、SEDFIT、GUSSI、SEDPHATの各ソフトウェアの最新版をノートPC等にインストールして持参して下さい。
SEDNTERP(最新のデータベースも読み込んで下さい)
http://bitcwiki.sr.unh.edu/index.php/Downloads
SEDFIT
http://www.analyticalultracentrifugation.com/default.htm
GUSSI
http://biophysics.swmed.edu/MBR/software.html
SEDPHAT
http://www.analyticalultracentrifugation.com/sedphat/default.htm
連絡先
下記のいずれかにご連絡下さい。
雲財 悟
satoru.unzai.61(at)hosei.ac.jp
内山 進
suchi(at)bio.eng.osaka-u.ac.jp
有坂 文雄
fumio.arisaka(at)gmail.com
第7回 生体分子相互作用解析フォーラムワークショップのお知らせ
「異なる原理に基づく相互作用解析の比較」
日時:平成27年8月27日(木曜日)
場所:昭光通商(株)本社
東京都港区芝公園2−4−1 芝パークビルB館3階
http://www.shoko.co.jp/company/profile.html
会費 無料
ご案内 2015BMIAWS.pdf
プログラム:
10:00 - 10:30 「相互作用解析についての基礎?得られる数値の意味?」
有坂文雄(日本大学生物資源科学部)
10:30 - 11:00 「相互作用解析についての基礎?解析手法の比較と特徴?」
内山 進(大阪大学工学研究科)
11:00 - 11:10 休憩
11:10 - 11:50 「低分子阻害剤の探索におけるカロリメーターの活用」津本浩平(東京大学工学研究科)
11:50 - 12:30 「BioSAXSを活用したタンパク質複合体の相関構造解析」
清水伸隆(高エネルギー加速器研究機構 / 物質構造科学研究所)
12:30 - 13:40 昼食
13:40 - 14:20 「表面プラズモン共鳴センサによる低分子化合物の高感度検出」
小野寺武(九州大学味覚・嗅覚センサ研究開発センター嗅覚センサ部)
14:20 - 15:00 「蛋白質複合体の遷移状態を解析する」
小川覚之(東京大学医学系研究科)
15:00 - 15:20 休憩、企業プレゼンテーション
15:20 - 16:00 「人工タンパク質ナノブロックによるナノ構造複合体の創出及び解析」
新井亮一(信州大学繊維学部)
16:00 - 16:40 「Rap1Bスイッチ機構と情報伝達下流タンパク質との相互作用」
雲財 悟(横浜市立大学生命医科学研究科)
17:00 - 懇親会(無料)
問い合わせ先:
有坂 文雄(日本大学生物資源学部)fumio.arisaka@gmail.com
内山 進(大阪大学工学研究科) suchi@bio.eng.osaka-u.ac.jp
2014.10.11 10:00〜17:00
SEDFIT講習会のお知らせ
ご案内:2014SEDFIT.pdf
場所 : 日本大学生物資源科学部生命科学研究センター1階会議室
(小田急江ノ島線六会日大前より徒歩10分)
参加費:一般5,000円、学生2,000円
連絡先:参加ご希望の方は以下の情報をメールにて、
suchi@bio.eng.osaka-u.ac.jp(内山進)又は
fumio.arisaka@gmail.com (有坂文雄)
までお送り下さい。
タイトル:2014SEDFIT講習会参加希望
1.氏名(フリガナ)
2.所属
なお、申し込みをいただいた方には申し込みを受理した旨、メールを差し上げますが、
万一、数日経って受理のメールが届かない場合はその旨お知らせ頂だければ幸甚です。
2014.6.28 10:30〜16:30
Workshop on the analysis of ITC Dataのお知らせ
ご案内:Workshop 20140628
場所 : 大阪大学医学工学研究科 東京ブランチ(東京都中央区日本橋本石町4-4-20)
参加費:5000円(終日参加前提)
持ち物:ノート型パソコン
参加登録:参加ご希望の方は以下の情報をメールにて、
suchi@bio.eng.osaka-u.ac.jp(大阪大学 内山進)
farisaka@bio.titech.ac.jp (東京工業大学 有坂文雄)
までお送り下さい。
タイトル:Workshop on the analysis of ITC Data参加希望
1.氏名(フリガナ)
2.所属
3.熱測定学会の会員の方はその旨ご記載下さい。
なお、申し込みをいただいた方には申し込みを受理した旨、メールを差し上げますが、
万一、数日経って受理のメールが届かない場合はその旨お知らせ頂だければ幸甚です。
2014.4.22 10:30〜16:30
HDX-MSワークショップ開催のお知らせ
ご案内:HDX workshop20140422
場所 : 大阪大学先端科学イノベーションセンター(大阪大学吹田キャンパス内)
参加費:無料
参加登録:参加ご希望の方は以下の情報をメールにて、
suchi@bio.eng.osaka-u.ac.jp(大阪大学 内山進)までお送り下さい。
タイトル:HDX-MSワークショップ 参加希望
1.氏名(フリガナ)
2.勤務先
3.施設・部署名
4.勤務先住所
5.電話番号
6.FAX番号
7.Eメールアドレス
なお、会場の都合により、先着30名とさせていただきます。
定員になり次第、募集を締め切らせていただきます。
なお、申し込みをいただいた方には申し込みを受理した旨、メールを差し上げますが、
万一、数日経って受理のメールが届かない場合はその旨お知らせ頂だければ幸甚です。
AUC2013
2013.9.23-28
AUC2013FlyerNewVer1
詳細は、http://auc2013.com にアクセス!
2013.3.8 10:00〜18:00
第3回生体分子相互作用解析フォーラム研究会開催のお知らせ
場所:昭光通商(株)会議室
〒105-8432 東京都港区芝公園2-4-1 芝パークB館3F
アクセス:都営大江戸線、浅草線 大門駅より徒歩5分
都営三田線 芝公園駅より徒歩5分
JR浜松町駅より徒歩8分
http://www.shoko.co.jp/company/profile.html#accessmap
参加費:2,000円(学生1,000円)
懇親会費:1,000円
(いずれも当日受付でお支払いください)
参加登録:参加ご希望の方は以下の情報をメールに貼り付け、
3rdBMIAforumWS 参加希望と明記の上、
admin@biomoleculesinteractions.com
まで参加申込をお送り下さい。
1.氏名
2.所属
3.連絡先(メールアドレス)
4.懇親会参加の有無
なお、会場の都合により、先着50名とさせていただきます。
50名になりましたら、募集を中止し、本ホームページにその旨、掲示致します。
なお、申し込みをいただいた方には申し込みを受理した旨、メールを差し上げますが、
万一、数日経って受理のメールが届かない場合はその旨お知らせ頂だければ幸甚です。
ワークショッププログラム
10:00〜10:10
はじめに:有坂文雄(東京工業大学生命理工研究科)
10:10〜11:20
光散乱雑論:高木俊夫(大阪大学名誉教授)
11:20〜12:10
動的散乱と沈降平衡法による分子間相互作用解析: 内山 進(大阪大学工学研究科)
12:10〜13:10
昼食休憩
13:10〜13:20
フォーラムの活動内容のご報告
13:20〜14:30
アミロイド線維研究における分析用超遠心、熱量計、密度計の応用例
櫻井一正(大阪大学蛋白質研究所)
14:30〜15:30
構造生物学に役立つ超遠心分析:雲財 悟(横浜市立大学生命ナノシステム科学)
15:30〜16:00
休憩・企業展示説明
16:00〜16:50
蛋白質の選択的溶媒和の熱力学:月向邦彦(広島大学名誉教授)
16:50〜17:00
終わりに :内山 進
17:00〜18:00
懇親会
2012.9.8〜13 Asian Workshop on Hydrodynamic and Thermodynamic Analysis of
Biological Macromolecules with SEDFIT and SEDPHA 報告
去る9月8日?12日に超遠心分析の解析講習会および9月13日に等温滴定熱量測定(ITC)の解析講習会を横浜市立大学鶴見キャンパスにおいて開催しました。SEDFITは超遠心分析の解析プログラムとして標準となりつつありますが、その習得にはエキスパートによる十分なレッスンが必要です。また、近年利用されつつある分子間相互作用解析プログラムSEDPHATの習得にもレッスンが必要です。なお、ITCは装置の高感度化および測定に必要な試料の少量化に伴って、蛋白質を標的とした創薬において幅広く利用されるようになってきましたが、解析データの正確な解析や誤差評価についてはまだまだ未開発の部分が多いのが現状です。
今回、Schuck博士を中心にNIHから3名(Rodolfo
Ghirlando博士、Grzegorz Piszczek博士)、テキサス大学から1名(Chad Brautigam博士)、の計4名の研究者を講師として日本に招き、SEDFIT/SEDPHATワークショップを開催しました。このワークショップは、SEDFIT/SEDPHATを開発したSchuck博士らが開催しているもので、米国NIH、オックスフォード、ロンドン、マドリードなど欧米を中心に既に20回ほど行われています。この度、Schuck博士から有坂への日本での開催の打診をきっかけに、アジア地域で初めての開催の運びとなりました。
今回は、超遠心分析またはITCの解析経験を自ら持つ研究者に参加を限りましたが、超遠心分析ワークショップは24名、ITCワークショップは34名の参加となりました。参加者には、米国からの参加者1名、スウェーデンからの参加者1名、韓国からの参加者1名、および台湾からの参加者2名が含まれており、講習は英語での開催でしたので、国際色豊かなワークショップとなりました。
超遠心分析のワークショップは、超遠心分析で解析可能なほぼ全ての内容が網羅されており、さらに全員がラップトップを用いての実習でしたので、終日非常に充実していました。
また、超遠心分析に関するクイズが上手に組み込まれており、楽しみながら理解を深めることができる構成となっていました。加えて、SEDPHATで解析可能な分子間相互作用解析手法(動的光散乱、蛍光滴定、ITC)についても理論的背景を含めた講義と実習がありました。こうした複数の手法の結果のSEDPHATによるグローバル解析は、正確な分子間相互作用解析のスタンダードとなる可能性が高い手法であることから、参加された方にとっては非常に有益だったことと思います。さらに、結果の統計的取扱についての講義および実習も実施され、解析結果の信頼性向上についても習得できた成果の多い講習会でした。
ITCのワークショップでは、午前中にミニシンポジウムを設け、長岡技術科学大学の城所俊一博士から2段階結合モデルを中心とした解析方法、東京大学医科学研究所の津本浩平研究室のCaaveiro博士から低分子創薬での利用、およびテキサス大学のBrautigam博士からSEDPHATを用いたベースラインの正確な設定による正確な解析方法、について最新の研究成果が発表されました。午後は全員がラップトップPCを用いてのSEDPHATの講習会が行われました。
なお、既に記載しましたが、シンポジウムおよび講習会を含めワークショップは全て英語での進行であり、今回のワークショップは初めてのアジア地域での開催でありましたが、終始活気があり、参加された方らかも非常に好評でした。
今後、同様のワークショップあるいは日程を短縮したワークショップを開催予定ですので、その際には皆様の参加をお待ちしています。
また、来年9月には第21回International
AUC conferenceを熱海において開催します。分子間相互作用解析に関する研究報告を聴けると同時に発表可能な機会ですので、皆様の参加をお持ちしています。
東京工業大学 有坂文雄
横浜市立大学 雲財 悟
大阪大学 内山 進
Anouncement of workshops in 2012 September
開催場所変更のお知らせ
横浜市立大学鶴見キャンパスに変更となりました。
http://www.tsurumi.yokohama-cu.ac.jp/access/index.html
Details
1. Asian Workshop on Hydrodynamic and Thermodynamic Analysis of Biological
macromolecules with SEDFIT and SEDPHAT
2012Sep8_12MMAUC_PS.pdf
2. Asian SEDPHAT Workshop : A workshop focused on ITC analysis
2012Sep13ITC_PS.pdf
2012.9.8-13 SEDFIT・SEDPHAT、アジアワークショップ開催のお知らせ
本年9月8日〜12日にSEDFIT・SEDPHATアジアワークショップを開催いたします。
本ワークショップは講義による基本原理の理解及び実際にPCを使ってのトレーニングコースで、講師としてSEDFITの開発者であるNIHのPeter Schuck博士他数名を米国より招聘いたします。
SEDFIT・SEDPHATワークショップは、これまでにNIHやOxford、Madridなどで開催され、各地で好評を得ているプログラムです。今回初めてアジア地区での開催の運びとなりました。SEDFITによる解析に習熟した日本人研究者も講師として参加予定です。
加えて、9月13日には、SEDPHATによるITCデータの解析に焦点を絞ったワークショップ・トレーニングを開催いたします。
詳細
2012年9月8日〜12日 SEDFIT・SEDPHATアジアワークショップ
2012Sep8_12MMAUC_PS.pdf
2012年9月13日 SEDPHATーITCワークショップ
2012Sep13ITC_PS.pdf
開催場所
横浜市立大学鶴見キャンパス
http://www.tsurumi.yokohama-cu.ac.jp/access/index.html
本件に関するURL
http://www.biomoleculesinteractions.com/sub1.html
http://www.analyticalultracentrifugation.com
なお、SEDFIT・SEDPHATワークショップおよびSEDPHATーITCワークショップのいずれも全日参加および各自ノートパソコンの持参が前提となっています。
workshop flyer.pdf へのリンク
2012.3.25-30 20Th International AUC Conferenceのお知らせ
AUC Conference2012.PDF へのリンク
2011.6.8 蛋白質科学会ワークショップ(阪急エキスポホテル開催)のご報告
16:30〜19:00に2WF会場において開催いたしました。会場は約100名の定員でしたが、終始、ほぼ満員で、分子間相互作用研究への関心の高さを感じました。以下がWSのプログラムです。3月10日のワークショップと比べ、実際の応用面に焦点を当てた発表が中心で、各手法の最先端の利用例が紹介されていたかと思います。
ご発表頂いた先生方およびご参加頂いた皆様に、心より感謝いたします。
2011.3.10 第1回生体分子相互作用解析フォーラムワークショップ(ベックマンコールター本社会議室開催)のご報告
ワークショップは、部屋が狭かったこともあり、大変な熱気で、参加された方々の熱心さが伝わってきました。講師の先生方には原理的背景を含めて丁寧にご説明頂いたため、各手法の特徴が分かりやすく理解できたかと思います。本年度は参加人数を50名程度とさせて頂きましたが、今後も1年に1度程度のペースで関連ワークショップを開催できればと考えていますので、ご参加をお待ちしています。
ご講演頂いた講師の先生方およびご参加頂いた皆様に、心より感謝いたします。
2011.3
第1回生体分子相互作用解析フォーラムワークショップは定員に達しましたので申し込みを締め切りました。
2011.2
第1回生体分子相互作用解析フォーラムワークショップ開催のお知らせ
*会場のご案内TOCariake.pdf へのリンク
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